研究者はほうれん草ジュースが天然の制酸剤であることを発見

記者 三山熊裕 報道

研究者たちは、ほうれん草に強力な制酸作用があることを発見しました。Journal of Complementary and Integrative Medicineに掲載されたこの研究は、生のほうれん草ジュースとほうれん草のメタノール抽出物の制酸効果を調べたものです。

古い研究によると、ほうれん草は葉緑の野菜であり、その多くの抗酸化作用を持つ植物成分のため、強力な薬効を持つと報告されています。

インドのKMKundnani医科大学校長の研究者らは、人工胃をモデルに、ほうれん草の生ジュース抗酸化物質を豊富に含むメタノール抽出物の制酸作用を比較しました。

本研究では、メタノールほうれん草抽出物のpHを50、100及び200ミリグラム/ミリリットル(mg/ml)とし、胃酸に対して中和作用を有することを確認しました。

また、メタノールほうれん草エキスを、生のほうれん草ジュース、水、アクティブコントロールの炭酸水素ナトリウム、ENOと呼ばれる制酸剤と比較しました。

研究者たちは、試験化合物が人工胃酸を中和し続けた時間を決定するために、ヴァティエ人工胃の修正モデルを使用しました。

また、ほうれん草および他の試験化合物の中和能力も評価しました。

その結果、ほうれん草の果汁およびメタノール抽出物、ならびに炭酸水素ナトリウムおよびENOは、水よりも有意に優れた酸中和効果を示し、中和の持続時間が一貫しており、より高い耐酸性を示しました。

未処理のほうれん草果汁は、最高濃度のメタノールほうれん草エキスと同様の効果を示しました。

これらの知見により、研究者らは、ホウレンソウは、その生のジュースの形でも、メタノール抽出物の形でも、有意な制酸活性を有すると結論付けました。

記者 三山熊裕 報道

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